治療

  

昔とは違う

カルテを持った白衣の男性

女性が恐れる病の1つに乳がんがあります。これはがんを患ってしまったということだけではなく、その治療のために乳房を切除しなくてはいけないという恐怖感もまたともないます。乳房は女性らしさを示すアイデンティティーの1つであり、それを失うということは命を取り留めても大きく気持ちを落としてしまう恐れがあります。 しかし、乳がんには乳房を切除しなくてもよい方法も近年では開発されています。医療技術の進歩により、乳房を残したままがん細胞を取り除くことも技術的には可能になりました。がん治療のコストとしては乳房の切除を選択するよりも高くなりますが、その後の人生を考えた場合には、乳房の温存は価格に見合った効果をもたらすでしょう。

乳がんになったら乳房を切除しなくてはいけない、というのが一昔前の乳がんについての認識でした。がん治療と乳房とどちらをとるのかということを選択させられれば、命を長らえるために乳房の切除を選択する人も多かったのですが、それにともなう精神的苦痛もまた女性には大きいものでした。 しかし近年では医療技術の発達によって乳房を温存した形でのがん治療や切除した乳房を補う方法もまた開発されています。さらには、将来の乳がんの可能性が高いことを理由に健康に害がないうちから乳房を積極的に切除する女性もまた現れています。乳がんと乳房についての女性の考え方は多様化しており、医療技術の進歩と並んで過渡期の段階であると言えるでしょう。